今年で3回目になる、URALAさんのブライダルエクスポ!
当初、2月開催予定でしたが37年ぶりの大雪で延期になり、今度は記録的な猛暑日が続く8月に開催になりました。
そして・・なんと会場は福井駅隣接のハピリンの能楽堂!
「和」のイメージがとても強くうけるので、正直なところここでドレスショーってどんな感じになるの・・・!?
想像できない・・・(汗
ショーは3年目ですが、能楽堂では始めてのことだし、全国的にもこんな開催は例がないんじゃないかしら・・?
いつもは色々とイメージできるのですけど、今回は全く想像すら出来ない・・・^^;
暑い中だし、色々なイベントが各地で行われているので、来場してくださるか心配でしたが、二日間ともショーは満席になりました。
きっと、モデルさんたちも初めての経験だと思います。
リハの時から通して3日間、舞台裏に入ることができてあらためてプロの凄さを感じました。
3社のドレスハウスが入り、約40分のショー。
客席からみているととても優雅に歩いているモデルさんも、一旦裏に戻ると早着替えに入りそれは・・まさに戦場です。
このショーの場合、毎年モデルさんは裏に戻ってから約1分20秒~30秒の間に早着替えをします。
結婚式の披露宴でのお色直しの時は、約30分ほど花嫁さんは中座しますから、いかに時間が短いかがわかりますね。
美容室の先生と、衣装担当の先生方のチームプレイが始まります。
無駄な動きは一切ありません。
衣装、小物、ヘアメイク、ブーケ。 そして見せ方。
どれも最高のものを皆さんに見て欲しい一心です。
もちろん、今回担当させていただいたボディジュエルも。
今回、3名で担当させていただき、それぞれに担当するモデルさんを決め、衣装などからボディジュエルのデザインも選び、実際にスタイリングしたわけですが、毎回やっぱり奥が深いなぁ~と思っています。
ほんのちょっとの角度。モデルさんの腕の細さや、鎖骨の出方、肩甲骨の出方などで位置を微妙に変えていきます。
実は、初日と二日目でもボディジュエルのアレンジは変えています。
裏方でアレンジをして、走って表に回って客席後ろからアレンジの具合を見て、次のショーまでに微調整。
これの繰り返しになります。
「品良く綺麗に!」見えることを心がけていますが、これが本当に難しい・・。
私が勝手に思っているだけかもしれませんが、実際に同じようにスタイリングしたアーティストの方ならわかってくれるかと思います。
ここで、ちょっとスタイリングしたときの写真をご紹介しますね!
さすがプロのモデルさんです。
ボディジュエルの装着が決まると、ちゃんとそちらに目線を持っていったり、キメのポーズの角度の調整に入ってくれます。
これも、昨年のショーに立ったことがあるモデルさんだから出来ることでもありますね。
経験者のモデルさんが、初めて装着するモデルさんへちゃんとコツを伝えてくれます。
今回、ボディジュエルのスタイリングに入った3名は、ユミカツラボディジュエルアーティストの資格も持っています。
スペシャルアーティストとして、資格を取るときはスタイリングの勉強が中心になります。
ボディジュエルに関しては、このブライダルのスタイリングが出来るまでの講習期間は約2日間です。
たった2日間!? と思われるかもしれません。
ヘアメイクの先生方だと数年かかって舞台裏に入れる世界だと思います。
基本的に1DAYで取れる資格ですが、大事なことはその後だと思っています。
資格を取ったまま、何もしなければちっとも前に進めませんよね。
私、個人的な思いですが1DAYで取れる資格だからこそ、こうした舞台に関わるときは、他の先生方の費やした年数くらい短期間で集中して取り組まなければ申し訳ないと思ってます。
モデルさんも、プロなので食事を制限したり、筋トレしたり、日々努力して舞台にたてます。
ヘアメイクの先生方も、衣装の担当の方も、それぞれ日々勉強してますし、どうすれば綺麗に見せれるかを研究してます。
こういうショーに関わるとき、一番気をつけることは、「ボディジュエルが出しゃばり過ぎない」ということです。
これは、色々な考え方や意見があるかもしれませんが、
基本的にこのショーに関しては、ボディジュエルが主役ではないと思っています。
気持ち的には目立つアレンジもしたくなるのですが、客観的に離れて見て、トータルで一番綺麗に見えることを意識しています。
ですので、すべてのドレスにボディジュエルをスタイリングすることはしません。
このモデルさんで、この衣装だったらボディジュエルをつけても映えるかも! ということをみんなで話し合って決めていきます。
今回一緒に参加してくださったアーティスト仲間は、お一人は妊婦さんでもうお一人はお二人のお子さんのママです。
そんなお二人が一緒に参加したいと言ってくれたことがとても嬉しかったし、心強かったです。
妊婦さんでも、お子さんをお持ちのママでもこうしてショーに関わることができるんです。
ショーを前に3人で集まったのは1回。
その他は、すべてメッセンジャーなどのグループラインでの打合せです。
福井県とはいえ、どこかに集まるとなると片道1時間近くかかってしまいます。
小さなお子さんを抱えては難しいこと。
一人で抱え込まずに、動ける人が動いて、動きたくても動けない人のフォローをすれば良いことなんです。
3回目と数はこなしてきた私でも、まだまだ至らぬ点が多く、色々な不安に夜も寝れなかったりしましたが、一人じゃないってこんなに心強いものなんだ・・と改めて実感しました。
そして、この仲間は全国にいるということ。
何かをしようと思ったとき、一人の力だと足りないことが多いかもしれません。
でも、仲間が集まることで今までにないものを作り上げることができるし、垣根を越えたこのドレスショーは全員が最高のショーを届けたいという気持ちがまとまる事で、出来上がるものだと思います。
ショーが終わると、嬉しさと一緒に寂しさも出てきます。
実は、3日のリハの日。
私が起業した頃からの大切な彼女の訃報が入りました。
あまりにも突然のことで、いまでも受け入れられていない感じです。
一緒にブライダルに関わる現場にも入ってもらいました。
一緒に、色々な話もしました。
私の未熟さから、ちょっとお互いに距離を置くときもありましたが、それでも彼女はまたいつものように優しい笑顔で話をしてくれました。
イベント出店の告知をすると、お子さんと一緒に顔をだしてくれたことも何度もありました。
搬入、リハに向う車の中で涙が止まらずに、今もこうしてブログを書いている時も涙が溢れてしまいます。
彼女との時間を思い出しながら、きっと彼女なら自分のことよりショーの方に行って欲しいと言うだろう。
そう思いながら、搬入・リハに向いました。
自分のことはいつも後にして、周りの方の気持ちを優先してくれる、とても優しい彼女。
もっと話をしておけばよかった。
もっと会いに行けばよかった。
とても悔やまれてなりません。
倒れる直前まで元気だったと聞いています。
きっと、やりたいことはまだまだたくさんあっただろうし、小さなお子さんのことも気になってしょうがないと思います。
まだ、31歳。
あまりにも早いお別れです。
きっと彼女はもっともっと生きていたかったはず・・そう思うと、これからの毎日を大切に過ごしていきたいと思います。
今回、私が頑張れたのも、彼女のことがあったからかもしれません・・。
本当に、たくさんの方々に支えられていることを改めて感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
ブログに書こうか悩ましたが、私なりに彼女のことをこうして書くことで受け入れて、これからを精一杯過ごしたいと思っています。
暑い中、会場に駆けつけてくださった皆様、本当にありがとうございました!
一緒にスタイリングしてくれたアーティスト仲間には、本当に心強かったし感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
ワークショップでは、カップルでハーバリウムを作ってくださったり、
汗をかきながら初めてのハーバリウムにチャレンジしてくださったり、
とても充実した3日間でした。
また、今年も東京から駆けつけてくださったユリシス瀧谷社長、ありがとうございました!
動画、楽しみにしています。
あまりにも力が抜けすぎて、終了後の打ち上げ&懇親会では写真を撮り忘れました(笑)
次は、もっと多くの仲間と、もっと県外の仲間とも一緒に色々な話ができるといいなぁ~と思ってます。
まだまだ暑い日が続きそうですね。
今日はこれから関係者様へお礼の挨拶後、ゆっくり過ごしたいと思います。
長文、お付き合いくださり、ありがとうございました☆